ジャズピアノの今井藤生です。京都でジャズ教室&音楽練習スタジオをやってます!
ショパン・「革命」和声分析 その2
  「革命(12の練習曲作品10の12番)」
   (Etude Op.10 No.12 "Revolutionary")


 前回、ショパンのエチュード「革命」の和声分析をしました。
 http://imaijazz.blog76.fc2.com/blog-entry-83.html

 今回、分析をもとにこの曲をメロディーとコードネームのみの楽譜(コードブックの体裁)にし、それにもとづき自由に演奏してみました。

革命コード譜写真3



 Ⅴ7 をⅡ-Ⅴに分割するなどのリハーモナイズ(和音の置き換え)やコードチェンジを細かくしてる場合がありますが本質を変えることはしていません。

 まずジャズバラード調をお聴きください♪


   演奏 今井藤生(ピアノ)

 33~35小節、G#7⇒B♭7⇒C7のところがもとのままのときはⅤ7が解決せず大胆に全音ずつ上るような印象をもったのですが、これをⅡ-Ⅴに分割して
 D#m7(♭5)‐G#7 ⇒ Fm7(♭5)‐Bb7 ⇒ Gm7(♭5)‐C7弾いてみると、ジャズスタンダードによくあるコード進行な感じがして私により身近に感じられました。
 64~68小節、Cdim⇒G♭/D♭⇒G-C7⇒F♭/C♭⇒F-B♭7のところはコード譜にしても増六の和音の解決先がIの第二転回形のせいかロマン派の和声のような感じが残ってしまうように思われます。


 次に Band -in-a-Box にコードを打ち込んで、ボサノバ調カラオケで演奏してみました。


   演奏 今井藤生(ピアノ)&Band -in-a-Box


 こうやって和声分析していろいろ試してみましたが、すべてのメロディーとコード進行を残したままジャズ調にコード弾きしてみると楽しいのですが、ちょっと安っぽい音楽になってしまった感じがして・・・やはり元のショパンの曲はすばらしいのがわかります。いろいろな要素のバランスがあっての名曲なんですね。

 2回にわたり長文お読みいただきありがとうございます。
 ご指摘、ご感想ありましたら、
 メールフォームから、または
 fj-imai-ongaku@y7.dion.ne.jp (今井PCメール)
 までよろしくお願いします。

 今井・ホームページ
 今井ジャズ教室&音楽スタジオ(京都四条烏丸)
 http://www.eonet.ne.jp/~imai-jazz/index.html
   (クラシックの曲を分析しながら演奏するレッスンも行っております♪)


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【2017/05/23 18:11】 | 和声分析・楽曲解説(クラシック、ジャズ)
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